猫の道しるべ(いじめ問題と戦闘中)

いじめに対しての経験談、失敗、打開案を記載

【記録】県議会議員の方が「いじめについて語ろう会」を立ち上げてくれたので色々記録

県議会議員の方に送付したEmail

近いうち、市長候補の二人にも送るかな…

 

 

 

 

県議会議員

お世話になっております。

DMでもお伝えした通り、仕事の都合で参加が非常に難しいと思われますので、本Emailにて連絡

させていただきます。
※当日は仕事しながらにはなりますが、耳だけでも参加させていただきたいので、ZOOMのアドレスだけは
教えて頂けると幸いです。

また、私の方からお話したい内容については膨大すぎてお伝えするのが難しい部分もあるのですが、
約3年間、娘のいじめの問題で対応した結果の問題点などをお伝えできればと思っています。

 

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◆いじめを行った生徒・教師
・男子生徒4名
・女子生徒7名
・教師1名(担任)

 

◆自殺未遂→重大事態へ
・娘が自殺未遂を複数回行った事が判明し重大事態に認定されました。
※市長に再調査を求めましたが、調査しないと返答がありました。

 

◆いじめの内容
・集団での陰口・嫌味・集団圧力・侮辱
SNS参加拒否
・トイレ閉じ込め
・箒で叩く
・霧吹きで水をかけられる
など
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【いじめの問題で感じたこと】
①    誰目線で対応しているのか?
②    本県の「いじめ認知件数」について
③    学校や教育委員会はいくらでも簡単に嘘をつける実態があるという事
④    教師からの「いじめ」は存在しないという実態
⑤    いじめに対しての問い合わせ先など無い、解決などしない
⑥    いじめを受ける子は「発達障害」とする闇
⑦    NPOなど、被害者に対しての支援が無い
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①     誰目線で対応しているのか?

親は常に「子供本人」の目線で物事を考えると思います。
私たち親は子供が安心して通える学校・学級づくりを出来るようにと、常に娘の意見と気持ちを
前提に対応しました。
いじめへの考え方、向き合い方、どうしていきたいか等は全て娘に確認し、対応してきました。
ですが結果、市長への報告書には「母親が出てきて対応がめちゃくちゃになった」というような
記載をされています。

学校や教育委員会の考え方(県や市もそうだと思いますが)はあくまで「行政寄り」です。
本市だけかもしれませんが、被害者本人の気持ちはそっちのけで、勝手に行動したり
説明もせずにいきなり方向性を決めた書面が送付され娘と妻が泣き叫ぶ姿を何度も見せら
れました。

様々な対応を思い返すとベルトコンベヤーのように、行政が決めたマニュアルに沿って
被害者の気持ちよりも「作業」「業務」を優先にして、「出来る事しかしない(かなり時間かけて)」
という所に「被害者目線・子供目線」という気持ちは無いと思いました。

 

 

②    本県の「いじめ認知件数」について

県が喜んでメディアなどに発信している「いじめ認知件数」と「解決件数」に着目していただきたいです。
あれは「誰が“解決”と決めたのか」という事。
そして“解決”は何をもって解決としてうたっているのか。
※県や学校が“解決”と言っている話には「卒業」「転校」「不登校」「消滅」が多大に含まれています。
子供や保護者に「解決したか」と聞くとおそらく「解決していない」と返答されることがほとんどだと思います。

 

私は「いじめの認知件数」は全く意味が無い物だと思っています。
コロナ対応でもそうですが、「コロナの患者数」よりも「死者」に目を向けろと言います。
問題の根本は「発生件数」ではなく「誰が解決としたか、本当に解決したのか」ではないでしょうか。

 

 

③    学校や教育委員会はいくらでも簡単に嘘をつける実態があるという事

学校には監視カメラもなく、第三者機関も居ないので、内部リークでもない限りは「学校と教育委員会
報告書だけで判断する」ということになります。
多くの自治体・学校で「もみ消し・隠蔽」と呼ばれる問題が発生していますが、ここに大きな問題があると
考えています。
※さらに、法律が隠蔽やもみ消しに対して罰則を定めていない事も非常に大きな問題だと思います。

 

娘のいじめ問題の件では、担任が上長にいじめの事実を報告しておらず、いじめの発覚が大きく遅れました。
さらに、担任本人のみで娘に面談を行い、中一の娘に対し「高校に行けば皆離れ離れになるから頑張れ」
と声をかけたとのことです。


今、助けを求めている生徒に対し、それも解決せず上長にも報告せず、親にも報告しませんでした。
※その時点でわかっていれば娘は自殺未遂せずに済んだかもしれません。

 

そして、その後の学校の対応について、日々娘の行動日誌を記録するようなマニュアルになっていたようなの
ですが「(娘が)眠そうだった」と記載したり「娘が発言していない暴言」を捏造したり、わざわざ「家庭であった嫌な事」
を日誌に記録したり「学校の方が楽しい」などの部分だけを切り取って日誌に記載し、印象操作・情報操作をしている状況を
確認しました。(開示請求内容より)
※その他、修学旅行などの行事についても娘が「頑張って行きたい」と切望したため学校に本人と保護者が懇願して
配慮をお願いして実現したことを、さも自分たちの手柄として「修学旅行に行かせてあげた」と言われたこともあります。

 

世間でも「いじめられるのは被害者とその家族にも問題がある」という方が多いですが、まさにその対応でした。


上記にも記載した通り、報告書には家庭の問題であるかのような記載を多大に記載され、学校の行った不作為に
対してはほとんど記載がなく、被害者の行動と家庭の事のみ記載しています。

 

この内容を見て、第三者委員会は「被害者本人と家庭に問題がある」と大いに判断したことでしょう。


あまりにも一方的過ぎて「第三者委員会とは?」という感じです。
(さらに一度も第三者委員会と話せなかったのでこちらの意見など第三者委員会の方は聞いていません。)
※本来であれば「加害者への対応」と「被害者の学校復帰」について、被害者親と学校・教育委員会
三者委員会はワンチームになって全力で対応しないといけないと思うのですが、なぜこのような記載を
されるのか意味が分かりません。

 

 

④    教師からの「いじめ」は存在しないという実態
担任は、クラスの担当と部活(バスケットボール部)の顧問でもありました。
娘は元から運動が苦手でしたが、担任が「俺は絶対にいじめを許さない」と言っており、娘もその発言を
信じて、「この先生なら安心できる」と思いバスケットボール部に入部したそうです。
ですが、バスケットボール部は最悪の状況で、上級生からの暴言・嫌がらせなど多々あるにも関わらず
担任が対処せず、挙句の果てに担任が娘の悪口を加害者の前で言い放ったりし、いじめが悪化した経緯が
あります。
その他、この担任は両親が離婚していることを第三者に漏らしたり、母親に「お父さんだけでは娘さんへの
愛情が足りない」など何度も発言し、侮辱したこともあります。
挙句の果てに家族が不在の中、家屋に浸入し娘の部屋にまで押し入りました。
※この不法侵入については警察に事件として相談しましたが、検察で不起訴になりました。

 

この件について、学校及び教育委員会からの謝罪はなく、担任にも罰は一切なく、公にもなっていません。
他県でもそうですが教師からの「いじめ」というものは無いようです。
大方「指導」「指導不十分」などとなり、場合によっては刑法による罰則とはなるでしょうが、教師など
から何をされても基本的には「再発防止」という言葉で丸め込まれます。
※本市でも先日、教師から50万円の恐喝事件があったかと思いますが、続報はありませんがおそらく不起訴
になっているのではないかと思います。
その後、続報が無いので再発防止・おとがめなしのように思いますが…。


⑤    いじめに対しての問い合わせ先など無い、解決などしない
  娘のいじめの問題の件は、担任からのいじめや複数人からのいじめ、暴力などであった為、非常に対応を急ぐ
  必要がありました。
 ※実際に自殺未遂をしたことが判明したのはいじめ発覚から2か月後だったのですが、それまでに娘と話して
  いる中で、心ここにあらずというか、「どうでもいい」というような話し方しかしなかったので、絶対に危険な
  状態と判断し、学校と担任等に非常に迅速な対応を様々求めました。
  その中で、加害者数名から「娘への批難文(私の話を聞いてください、娘さんが悪いんですという内容)」が担任
から送られてきて、娘の心と家族の心が非常に危険な状態に追いやられました。

 

  通常、いじめ対策になると、担任+上長(校長・教頭・生徒指導)などが絡むため被害者への批難文が送られてくる
 という事は「学校容認の下で送られている」という事になります。
  そのため、私たちは中学校に絶望を感じました。
  このような考え方の学校と話をしても絶対に娘の生活の安全を確保することができないと判断したため、本市や
 本県の「いじめの窓口」に何度も連絡しました。
  そこで言われたことは下記の事です。

 

  「学校でのいじめの対応は基本的に学校が対応する、この窓口に電話されても記録には残さないし、毎回担当者は
  変わる。学校に連絡する場合もあるが、対応は結局学校がやることになる、こちらから指導はしない。」
  「文部科学省とは連携していない、文科省の連絡先は知らない」
  「いじめの内容を聞くことはできるが、あなたのお子さんの内容だとこちらでは対応できない。」
  「いじめの対応について本県や本市のどの問い合わせ窓口に連絡されても、全部、各市教委や県教委、学校に
  通達が行くだけ、全部そこに対応を要請するだけ。」
  
  私たちは、いじめの問題で学校が何も対応しないためにいじめの相談窓口に連絡をしたのですが、結論としては
  学校が教師の不作為を容認したり、隠蔽を容易にするような場所であれば、被害者は何もできないことを知りました。
  挙句の果てに、市教委について、当時の課長からは「娘が死ねばよかったのか」という質問に対し「はぁい♪」
  と返答される始末。
  このような環境下で、いじめ問題を改善できるはずがないと悟りました。

 

  つまりどの窓口に問い合わせをしても、教育委員会や学校の対応が終わっているのであれば、だれも助かることはなく
  解決などしないという事です。
  ※特に娘へのいじめ問題のように教師が絡んでいる場合、教師を罰する法律もなく、軽い相談窓口である県のいじめ窓口は
  全く機能しません。(おそらくネットへの書き込みなどについても同じ対応・「学校か警察に行ってくれ」程度になると思います。)

 


⑥ いじめを受ける生徒は「発達障害」とする闇
  ごく個人的な意見ですが、ADHD学習障害、様々な発達障害というのは「言ったもの勝ち」と思っています。
  アインシュタインをはじめ、様々な学者も一部の発達障害ADHDアスペルガー持ちであったと言われています。
  私は、世で生活している90%以上の人間が何かしらの発達障害持ちではないかと思っているので「障害とは言ったもの勝ち」
と思っています。
※そもそもがこういう話をすることがナンセンスだと思うのですが。

 

 本中学校で行われた劇について、その内容は凄惨なもので、発達障害持ちの子供はいじめとも気づいていないから
別室にやろうというような話で終始しています。
※この劇はいろんなとらえ方もできると思いますが、「いじめ」を彷彿とさせる内容で、あまりにも人権を無視した内容としか
言えないものでした。

全ての学校がこのような考え方とは思いませんが「落としどころ」として「被害者は発達障害だ」としたほうが落としやすい
とでも思っているかのような、胸糞な話です。

 


⑦  本県にはいじめNPOなどが無い、被害者に対しての支援が無い
  上記に記した通り、本県のいじめ対応窓口が、メモも取らず記録もせず、全て学校や教育委員会に対応を回すのであれば
  いじめ対応に関して頼りになるのは「いじめに関するNPO」となります。
  ですが、本県にはいじめに関するNPOは存在しません。
 上記、心に何らかの特性を持つ子供たちに対しては、個人学校があるという話も聞いたりはしますが、「いじめ」は障害では
  無いので、方向性が違うと思います。
 そして私の調べた限りでは、いじめについて用意されているのは「独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済給付」のみ
  ではないかと思われます。


  これはいじめ防止対策推進法に沿って、“学校がいじめと判断した事案”にのみ、被害者が通った病院についての病院代などを
  補助する仕組みになっているはずです。(詳しくないのでうろ覚えですが…)
 ※ただし、本市では中学生以下は病院に関する補助が受けれるのでうちはあまり意味がありませんでした。

 

  大阪府寝屋川市については県議会議員様もご承知だと思います。
  あの活動、いやあの活動以上の物を本県でも絶対に導入すべきだと考えています。
  ※前提として、各首長が本県のいじめ問題の非をすべて認め、断固としていじめを許さないという絶対的な思想が必要ですが。

 

  【大阪府寝屋川市のいじめ対策の例】
  ①寝屋川市長がいじめ対策ついて、被害者の意見を沢山聞いた、学校の問題を正確に把握した。(大前提)
  ②学校を「教育の場」として考え、いじめ問題については「市の管轄(監察課)」を設置し分権を行った。
 ※いじめの通報は市長が必ず目を通し、超迅速に対応するとしている。
  ③被害者の弁護士費用について30万円まで負担、校区外への転入費用など最大15万円を負担など行っている。
  ④加害者に対して「出席停止」「転校措置」を行う事が出来る。※これはすでにいじめ防止対策推進法で記載されている内容ですが。
  ⑤監察課(市長部局)へ直送の「いじめ通報手紙(切手不要はがき)」と各種窓口(LINE受付など、監察課直送)

 

 

  私は本県では寝屋川市と同じような費用負担まではやらないんじゃないかなと思っています。
 なぜなら「費用負担額が膨大になりすぎることが目に見えているから」。
  そんな本県だから、子供と女性の自殺者が増えるし、いつまでたってもいじめの認知件数が減少しないのではないでしょうか。

 

 以前、市長に立候補中の県議会議員さんにいじめについて聞いたことがあります。
  その県議さんは、本県のある地域の自殺の問題について着手していた時期があったとのことで、その地域の話を例に挙げ
「その地域では集団圧力が原因で自殺が多いと判断した」とおっしゃっていました。


本県は昔から田舎気質というか、他人を受け入れない気持ちの方が非常に多い気がします。
村八分というか、その気質が学校に大いに表れているのではないかと思います。

 

本県のいじめの問題は、子供たちだけの問題ではなく、大人の問題であり、今後の日本社会・本県への大きな問題に
なりうる、ゆっくりでもいいので優先的に対応すべき事項と考えています。


豊かな日本を作るには豊かな心を持った子供たちが必要です。
「悪い事」をして叱ってもくれない、指導もしてくれない大人たちが、被害者を無理やり押さえつけて、加害者勝ちの
世の中を作っていく…そんな本県を好きになれそうもありません。

 

長文・乱文、駄文となり申し訳ありません。
お忙しい中恐れ入りますが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。